今日は 腸にまつわるオススメ書籍たちのご紹介です。

私は腸の健康を保つためには
いかに微生物たちとわたしたちの体に
バランスのよい共生関係を持つことができるかが重要だと思っているため

腸内細菌(微生物)だけに関わらず
皮膚やそのほか、体中を覆っている微生物たちすべてとの
私たち人間たちとの関係性がとっても知りたいのです。

まず、こちらはまだ読んでいる最中ですが(なかなかボリューミーなのです^_^;)
かなりはまってしまっている本です。

土と内臓  (築地書館)

著者: デイビッド・モンゴメリー、アン・ビクレー

訳者: 片岡 夏実   全392ページ

人間が、というよりも、生物界全体が、微生物によって成り立っているということがとてもわかり易く読めるとのことで、『微生物理解によって食べ物、医療と私たち自身の体への 見方が変わる本』 との紹介文に、シビれてしまいました。(笑)
まだ全部読めていないのですが、これから、自然と調和する生き方をしたいし、家庭菜園とかもやりたいなぁ・・・なんて思っているので、人体での微生物のはたらきと、土壌での微生物たちの働きなどにも意識して読み進めてゆきたいです。

失われてゆく、我々の内なる細菌 (みすず書房)

著者: マーティン・J・ブレイザー

訳者: 山本 太郎     全304ページ

今まで、細菌は人間にとって「悪いもの」とされ、その結果、過剰な抗生剤の乱用や、過剰な清潔志向が当たり前のようになってしまいました。
その結果、人の体から微生物がどんどん居なくなってきています。
この本は、人間の身体は腸内細菌叢の多様性により守られていて、抗生剤等によって腸内細菌叢の多様性が失われることが、肥満や糖尿病、アレルギー、炎症性腸疾患等の現代病を引き起こしていると書かれています。

お客様からよくご質問を受ける「ピロリ菌」についても、実はこの本ではその有用性についても書かれています。「除去するか否か」は、読んでから決めてもいいのではないでしょうか?

写真左)腸にいいことだけをやりなさい!(毎日新聞出版)

著者: 藤田紘一郎

全240ページ

藤田先生の本は「誰にでも読みやすい」ことではないかと思います^^

内容紹介文) おなかの中の”小さな神さま”を目覚めさせよう!!
肥満、アレルギー、糖尿病、うつ病……ほとんどの病気は腸から治せる。
腸内細菌の最新情報を満載! 驚異のパワーを味方につければ、人生はもっとうまくいく!
・・・専門書の様な難しさはないので、気軽に読んでいただきたい一冊です。

写真右)腸科学 健康な人生を支える細菌の育て方 ( 早川書房 )

著者: ジャスティン・ソネンバーグ、エリカ・ソネンバーグ

全344ページ

最近の研究で、腸内細菌たちにはアレルギーや肥満、自閉症などを抑える働きがあることがわかっているにもかかわらず、細菌は現代の食事・生活習慣の変化により弱ってきているのが現実・・・。
腸内細菌を復活させ、健康な人生を過ごすにはどうすればいいのかを、具体的な説明を元に解説をしている本です。

個人的には、1家に1冊あったらいいなと思う本。

どちらかというと、分厚くて専門書的な要素が強い本ばかりですが
こういったものほうが学べる要素が大きいような気がします。

腸の健康と腸内細菌について、興味がある方はぜひ読んでみてくださーい^^