便秘でお悩みのお客様って、ほんっとに多いです。

それも、何十年来の便秘、なんていう人も珍しくないです。
(ちなみに私も便秘で悩んできたクチ)

便秘にも原因はいろいろとあるので
便秘を改善したいと思ったら
『その方の便秘の原因』がなんだろう? ということを考えなくてはいけません。

お客様でも、

便秘にいい!とされる食品を摂っても改善されないとか

お水をしっかりと飲んでも改善されないとか

食べる量を意識しても変わらないとか・・・

そういうお話ってたくさん聴きますが
それは結局、自分の便秘の原因がわからずに対処をしているから
改善しないという事だと思います。

食べものが便秘を起こしている大きな原因ではないのに
食べものばかりに意識を向けていても
それはなかなか変わりませんよね。

逆を申しますと、
原因を把握し対処してゆけば、便秘は意外と早く改善することが多い
ということです。

さて、タイトルのテーマ、ヨーグルトについて。

フルーツヨーグルト

最近は、『腸内環境が大切』だと、盛んにテレビや雑誌で伝えられているので
(先日もそういった番組を観ました)
私の腸内細菌を育てよう!と、心がけていらっしゃる方は多いと思います。

実際に、乳酸菌を継続して摂ることは効果的だ、として
ヨーグルトを毎日食べてるよ~っておっしゃる方が多いです。

でも、意外と多いのが

「ヨーグルト、食べてるんですけどあんまりお通じ変わらない・・・」

というお声。

なぜなのでしょう??

そもそも、胃の役割として
ヨーグルトの乳酸菌はそのまま生きて腸に届くわけではない
(胃で死滅するのが普通です)
そもそも、
食べた乳酸菌が腸に定着するわけでもないので
食べたものが生きて腸でそのまま働く ということはありえません。

ただ、死がいとなった乳酸菌が腸内の菌たちに
良い影響を与えることはあるので、一概に無駄といえないのも確かです。

死して身を捧げて、私たちの菌の役に立つのがヨーグルト!

そう考えると、ありがたいですよね。

なので、良い効果が出る人がいらっしゃるのも、嘘ではないわけです。

それに併せ重要なのが、ご自身のお腹にいる腸内細菌たちとの相性の問題です。

つまり、先住人たちと、新入りの相性の問題です。

「A子さんはこのヨーグルトでお通じが良くなったのに、私にはまったく効かない」
というのは、
どんな種類の菌達が先住人としてお腹の中に生息しているかが
一人ひとり違うために起こる現象です。

A子さんのお腹の菌達はこのヨーグルトに含まれる菌達と相性が良かった
(つまり、大好物だった)ので
もともとの菌達がますます元氣になれたんですね。

結果、腸内環境適正化のお仕事ができるようになったわけです。

でも、自分のお腹の菌達とは特別に相性が良くなかったら
もともとの菌達も「ふ~ん」ってなもんです。

拗ねるわけでもないけど、ハッスルもしない。

なので、「特に変わらず」という結果になるわけですね。

つまり、ヨーグルトでお通じを改善したいなら
自分の菌達と相性のいいヨーグルトを見つけよう、ということです。

これは、「しばらく食べてみて、検証する」というのが確実な方法です。

少なくとも、2週間~3週間。
同じものを食べ続けてみる。

それで検証しましょう。

下痢をするものはあっさりやめて、
2~3週間続けても特に変化がないのは「ふ~ん」という程度という事。

そうやって、地道に探す。これしかないかと(笑)

ただ・・・(以下、個人的な意見となります)

私はもともと便秘症でしたが(今でも油断すると便秘しやすいです)

「乳酸菌を摂りたいなら、別にヨーグルトじゃなくてもいいやん」
という考えなので

ヨーグルトは全く食べてません!

ヨーグルトの原料でもある牛乳の質が、私の許容範囲を外れているという理由がひとつ。
安心して食べられるヨーグルトに出逢っていないのです。

そして、ただ単に、乳製品が苦手という理由です。
(子供の頃からです。動物臭がどうしても耐えられないのです・・・)

でも、
ヨーグルト食べなくても、便秘は改善するし、快腸もキープできますよ。

なので、個人的には何週間もヨーグルト食べて合うのを探すことなんかしなくても、
別の方法で乳酸菌摂ったらいいや~ん。って思ってます(笑)
毎日のことでしたらなおさら、体に入れる物は納得したものを入れたいので。

(さらに言うと、乳酸菌より、ビフィズス菌の方がいいように思う。←あくまでも個人的意見)

乳製品の質の話についてはまたの機会にかこうと思いますが
もしも興味があればご自分でもぜひ調べてみてください。

「ヨーグルト(牛乳)」「体に悪い」「理由」などで検索するといろいろと出てきますよ。

体に悪いとされる理由も、それは嘘だという意見も色々と出てきますので
どっちも読んでみて、ご自分で判断するのが一番大切なことです。

私は、便秘でお悩みのお客様であっても、特にヨーグルトを勧めることはしておりません。

勧められるヨーグルトがないですし、
他でも十分対応可能だと考えているからです。
それを含めた食生活改善のご提案をいたします。

以上のお話をしたうえで、ご自身の判断に委ねています。