いろんな方のお腹を触れていて思うのですが
お腹にはどうやら、言いたいことを溜め込む場所があるようです。

「言いたいことを言わずに溜めておく。」

とは、「言う」か「言わないか」を比べたときに
自分で「言わないでおく」という選択肢をを選んでいるということですね。
(よく「言えない」という人がおりますが、実はそれも、「言わない」ことを選んでるのですよね。)

つまりこれって、本人からすると「我慢」をしてるという認識です。

腸セラピーをしていると
言いたいことをぐっとこらえて「我慢」をしている人のお腹には
共通して自己主張してくる場所があります。

それが、このへん。(ピンク色の部分)

我慢の場所

この辺りは子宮や直腸などがあるので
硬かったり、動きが鈍くなると、便秘やお腹全体の血流を悪くする原因にもなります。
実は、我慢してしまう人って便秘症の方がとっても多いのです。

(この自己主張とは、直腸に便が溜まっているのとはちょっと違います^^)

では、ちょっと自分のお腹に触れてみましょう。

できれば仰向けになって、両膝を立てた状態でお腹の力を抜いてから、触れられるとベストです。

両手の人差し指、中指、薬指が重なるようにして指を寝かせて置き
ゆっくりと押し込んでみてください。(↓写真参照)

セルフ腸もみ_2

お洋服の上からわかりづらかったら、シャツ一枚だけの状態などからやってみてください。
(その時はくれぐれもやさしく。皮膚が引っ張られて痛むのでこすったり、無理やり押し込まないでね)

どうでしょう?

もしも、自分で触れて硬かったり、張りが強くて「痛い」「苦しい」のがわかるようであれば
我慢が溜まっているのかもしれません。

「もっと○○して欲しい」

とか

「もっと○○したい」

とか、何か我慢してませんか?

あんまり自覚がないのであれば
無意識に我慢する癖ができちゃってるのかもしれないですね。
(カウンセリングで氣付かれる方もいらっしゃいます。)

もしもそうなら
セルフケアして、お腹に溜めているものを出していってあげましょう。

呼吸に合わせて息を吐くタイミングで
硬いところ、痛いところをじんわり押して緩めながら
(くれぐれも痛いほどに押さないでくださいね。痛みが強いと緩まないです。)

その時に、溜めている想いを口に出して言ってみるのもいいですね。

「○○して欲しいなぁ」
「○○したいなぁ」

って。

お腹が緩んでゆくと、不思議と気持ちが楽になるひとが、たくさんいらっしゃいます。

気持が少しづつ楽になってきて、今まで溜め込むしかできなかったことが
「まぁ、いっか」って、少しづつ、受け流せるようになってくると、その人は大きく変わってゆきます。

次からの行動が変わることで、思考の変化にも繋がるからでしょう。

『 お腹を緩めると、心も体もいつの間にかラクになる。』

これ、ホントです。

是非試してみてください。

【 ご注意 】

今回おはなししたことは、あくまでもお腹の見方のひとつです。
セルフケアのときの、一つの参考としてお考え下さい。

おへその下あたりのピンクで示した付近は、子宮、膀胱、直腸なども関係する場所なので
今回おはなししたことがすべてではありません。

触れてみて大きく違和感を感じたり、激しい痛みを感じたりした方はセルフケアを続けずに
速やかにお医者様にご相談くださいね。